どちらかと言うと、夫のほうが可愛がっていた野うさぎ。
でも、私も1日に1回は巣を開けずにはいられなくなり、毎日目に見えて大きくなっていくうさぎを見ていると、2人ともどんどん野うさぎの赤ちゃんに愛着が・・・。
なんと、こんなに大きくなったのです。
そして、ついにペット化案が浮上し、うさぎのケージを作ると言い出していた夫。
これは2日前の写真なのですが、この時点では、巣を開けると、巣から出てくるうさぎもいる状態。つかまえて、巣に入れて、すぐに枯れ草のふたをしないといけない状態でした。
そしてその日の夜7時半ごろ、ふと家の中から裏庭に目をやった夫が母ウサギが来ているのを発見。いつも注意をして外を見ていたけれど、母うさぎを目にしたのは初めてでした。
巣のところで、じーっとしています。
どうも授乳をしているようでした。
そのうちに、母ウサギの周りで、3匹の子うさぎがピョンピョン跳ねているのが見えるようになりました。そして、なんと、子うさぎが母親から離れて、勝手に3匹とも違う方向に・・・。
小さな子うさぎの跳ねている様子のなんと可愛いこと!
でも、5~6mも離れてしまい、母親はどうするつもりなんだろう、とさらに見ていると、子うさぎを放って母親は違う方向に。
そこでしばらく身づくろいをしていたのですが、結果的に母親は姿を消してしまいました。
家の中から一部始終を見ていた私は、結局、子うさぎを見失い、その後、急いで裏庭に行ったのですが、巣は開けっ放しで、そして空っぽで、やはり子うさぎの姿はありませんでした。
巣立ちってこんなもの?
母親は、まだまだ小さな赤ちゃんを放って行くもの?
子供たちは、どうやって、あの小さな姿で野生の中で生きていくのだろう?
その30分後ぐらいに、夫が「絶対に子うさぎを見つけてくる」と言って、裏庭に出て行きました。
1匹は家の方向に跳ねていったのが見えたので、家の外壁と草の間を探すと、隠れていたらしく、連れてもどってきたのです・・・。あと2匹は見つからなかった、と。
ケージを作るまではとりあえず箱に、ということで、木箱に草をひいてうさぎを入れました。
昨日一日、木箱の隅で、じーっとしていて、全然、動かず、にんじんも草も食べず・・・。
どうも、まだ母親からの離乳ができていない状態のよう。
夫も私もネットでいろいろと調べて、「針のない注射器で、ペットショップで売っている子猫用のミルクを飲ませる」しかないみたい。
でも、木箱の中で死なせてもかわいそうだし、結局、自然に帰そう、という結論になりました。
そして、昨日の夕方、裏庭に放しました。
木箱では、じーっとして動かなかったうさぎも、放した途端、すごい勢いでピョンピョン跳ねて、いなくなってしまいました。
と、言うことで、最も望まなかった結果に。
裏庭のどこかに3匹の子うさぎが住んでいます・・・。
そして母親も、きっと近くにいるようです。