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出産の日

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出産をして家に帰ってきたときに、ちらほら咲き始めだったジニア(ヒャクニチソウ)が満開です。
あっという間に、もう2週間以上たってしまいました。

これは、今年初めて植えたenvy(ねたみ)という名前のちょっと珍しいグリーンのジニアです。
名前は green with envy からきているようです。
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出産の日のことを忘れないうちに書いておきます。

さて、無痛分娩を選んだのか、興味のある人はどうぞ。
(ちょっと長いです。)



出産の前日の7月18日(日)、遅い夕食を済ませ、ちょっと休んでいた夜の9:30ごろに陣痛が始まりました。
ベッドに入り、陣痛の合間に、うつらうつら居眠りをしたりしていて、2:00ごろには陣痛がかなり激しくなってきました。病院からの指示は、「陣痛が5分間隔になって、それが1時間続くようになったら、電話しなさい」ということでした。

ラマーズ法出産準備クラスで、エクササイズボールの使い方や、陣痛がやわらげる体制など、いろいろ習ったけれど、私にとって一番楽だった姿勢は、横向きでベッドに横たわっていることでした。
あまりのつらさに立ち上がったり、トイレにいったり、ベッドの中でごそごそしているのに、夫は横でいびきをかいてグーグー寝てました(笑)。

「きっと先は長いから、今、起こすのも可哀想かなぁ」と思い、自分で腕時計をみて、陣痛の感覚をはかること約1時間。明らかに5分間隔の陣痛なので、3:30に夫を起こしました。陣痛がくると腰をマッサージしてもらい、4:00ぐらいに病院に電話をしてもらいました。言われたのは、No Rush. (あまり急いでこなくてもいいわよ。)ということ。

ラマーズ法の講師は、「病院に早く行ったところでお産が早まるわけでもないし、自分の家ほど快適なところはないから、できるだけ長く家にいなさい。」と言っていました。同年代の友人たちからも、なかなか子宮口が開かなくて、陣痛に38時間苦しんだとか、60時間苦しんだ、という話も聞いていたので、まだまだだと思っていました。

私は陣痛の合間にでも眠れる状況でもなく、でも夫は私の陣痛の合間に眠りに落ちてました。

朝7:00には、もう限界でした。そのとき考えたのは、「一刻も早く病院にいって、エピドゥラル(硬膜外麻酔)をして、この痛みから解放されたい」ということ。
ここから、病室につくまでが本当に大変でした・・・。絶え間なく押し寄せる陣痛で、まず家の2階から1階に降りるのが大変。車の助手席に座ろうとしたのですが、座っている姿勢は私にとって、このうえなくつらくて、とてもとても病院までの15分ほどが我慢できそうにありませんでした。結果的には、後部座席に横たわっていきました。

病院では、入り口で車椅子を用意されたのですが、座れない私は、「いりません。」とことわって、陣痛が来るたびに立ち止まり、よろよろ歩いて、本当に遠い3階の産科まで行きました。病室に入ったのは、8:30ごろでした。

「エピドゥラル使う?」と、真っ先に看護婦さんから聞かれたのですが、あまり初期の段階で使ってしまうと、下手にお産を長引かせる可能性もあったので、「医者の診察が終わって、どの段階にあるかわかってからにします」と答えました。そして、お医者さんが来て、診察をし、「子宮口全開です。もうすぐ生まれるわよ。」と・・・。

正直、「えっ?」というのが私の感想でした。

なので、結果的には、無痛分娩を選ばずに、麻酔なしでの分娩でした。

「もうすぐ生まれる」といわれたのですが、いきみ始めると、子宮口がほんの少しだけ開ききっていないことが判明。ついてくれていた看護婦さんが本当にいい人で、「トイレに座ると楽になるわよ」とか、「シャワーを浴びるのも、楽になるわ」といろいろアドバイスをしてくれました。
とてもシャワーの中で立っていられる状態ではない、と思ったのですが、シャワーの中にベンチがあり座れる状態になっていて、しかも防水クッションがたくさん準備されていて、シャワーの中では、とても快適に過ごせました。

子宮口が全開になってから、いきむのに2時間以上かかり、生まれたのは、お昼の12:05でした。
病院に入ってから、3時間半ほどの出産だったので、かなり早い出産だったのだと思います。
もうちょっと早く病院にいっておけばよかったです・・・(笑)。

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寝顔は天使のような赤ちゃん。
by crabapple_BB | 2010-08-07 02:18 | マタニティー